観光二日目は朝から晴れていた。今日はヴェルサイユ宮殿へと向かう。
ヴェルサイユ宮殿へは、RER(高速郊外鉄道) C線で向かう。車両は古く綺麗とはいない。治安もあまり良くなさそうだ。
四十分ほどして「Versailles Rive Gauche」駅で降りて、期待を膨らませながら十分ほど歩くと、宮殿前の広場には、まさに長蛇の列。
パスを持っていてもこの列に並ばなくてはいけないらしい。入場するまで二時間くらい掛かったように思う。
ようやく中に入り、進んでいくと各間の豪華な装飾に息をのむ。どれだけの時間とお金をつぎ込んだのだろうか。
現代では、到底なし得る事はできないだろう。先人達のエネルギーに感服するばかり。
マリーアントワネットの寝室。どのような日常だったのか想像してみるのも楽しい。
下に記した別邸を好んでいたというが、安らぐ事はできなかったのかもしれない。
ただただ圧倒されて宮殿を出たあとは、庭園の池のほとりでサンドイッチで昼食にして、マリーアントワネットの別邸を見学。
その後、駅に戻るつもりで人の流れについていくが、どこではぐれたのか隣駅まで歩いてしまう。
半日くらいを予定していた宮殿見学のつもりが、市街に戻って来たときは日が暮れてしまっていた。
朝から歩き通しで足は悲鳴をあげていたが、まだ見たい物は沢山ある。
少しでも稼ぎたいとノートルダム大聖堂を見に行き、本日は終了。惣菜を買ってホテルの部屋で夕食をとった。