友人に誘われて、急遽おとずれた海外旅行の機会。
行き先に選んだのはサイパン。東京から約3時間半前後と、久々のフライトにはちょうど良かったが
お盆休みとあって航空券は入手困難。ようやく取れたのは成田発デルタ航空298便だった。
短いフライト時間のせいだろうか。機内の記憶はまったく残っていないが
入国審査には長蛇の列。1時間前後かかったように思う。
初日は、あいにくの雨。南国の太陽、ビーチは明日以降におあずけということで、
観光地を回ってみる事にする。その前に、サイパンの概要を少し。
日本の南方およそ2,400km、世界で最も深いマリアナ近くに位置する島で、
面積は122km²で人口58,000人。平均気温は27℃と常夏で、島の最高所はタポーチョ山の473mなのだそうだ。
後で紹介するが付属島としてマニャガハ島があり、北にはファラリョン・デ・メディニラ島、
南にはサイパン海峡を挟んでテニアン島 、ロタ島 がある。
日本で一番近い英語圏でもあるらしい。
バーズアイランド、バンザイクリフ、ラストコマンド ポスト パークなどを巡り歴史的背景を思う。
結局、時折バケツを引っくり返したようなスコールは上がらず、この日は太陽をおがむことはできなかった。
ロッジタイプの大型リゾートホテル。設備は充実しており、快適な時間を過ごせそうだ。
明日に天気に期待を寄せつつ1日目を終えた。
2日目もあいにくの空模様。一日の行動を考えつつ朝食をとる。
朝食はアメリカンスタイルのビュッフェ。ついつい食べ過ぎてしまったお腹をさすりつつ
2日目は巡回バスでDFSギャラリアやハード ロック カフェなどがあるエリアに出て、あとはホテルの敷地内を散策して寛ぐ事に決めた。
ハードロックカフェ・サイパンの店内。お客さんはまばら。
繁忙期のはずだが、街全体の雰囲気も閑散としていた。
ホテル敷地内は綺麗にガーデニングされていた。現地で見る南国の花は活き活きとしている気がする。
ホテル内のアクティビティエリア。カタマランやシーカヤックなどのも楽しめるらしい。
そこで飼われている犬のようだ。日本の犬と躯体が少し違う、長い前足を開き気味にピンと伸ばして座る姿は
どこか偉そうで笑ってしまった。もしかしたらポーズをとってくれていたのかも。
夕食時にはテーブルごとにギター流しのサービス。
リクエストしたのは演者にすぐ伝わると思いついた曲「JUST WAY YOU ARE」。腕前のほどは想像におまかせする。
こうして2日目もリラックスして過ごせたが、明日はメインのマニャガハ島。どうか晴れますように。
今回の旅行のメイン、マニャガハ島。
願い空しくあいにくの空模様だが、気を取り直してスノーケリングツアーに参加してみる。
今回のお世話になるガイドだ。いかにも陽気なミクロネシアン。
予想を外す事なく…
ナマコに顔を書いてみせてくれたり、
深く潜ってバブルリングを作ってくれたり、
水の中では空模様も関係無しと、楽しませてくれた。
水から上がって、シャワー、ロッカー、食堂、アクティビティ受付等があるセンターに戻る。
ここで焼きそば、バドワイザーで昼食。日本の海の家の感覚だ。
小さな島の限られた施設内には隣国の人達も多く、忙しない感じであった。昼食の後は島を一周してみた。
折角のビーチリーゾトもこの天候では、皆思う気持ちは同じであったであろう。ライフセーバーも退屈気味だ。
そんな中で、ひときわ熱気をおびていたのがビーチバレー。
現地の人達だと思われ、観光者が加われるような雰囲気ではなかった。
島の裏側は人気がなく貸し切り状態。
悪天候でもこの透明感とこの色。青空になれば、かなり上位に入る綺麗さだと思う。
このまま夕方までお陽様は出てくれることなく、最後のイベントとしていたサンセットビーチBBQもキャンセル、
オプション料金となったがホテル内のレストランでコースディナーをチョイス。
今回の旅を振り返りつつ、最後の夜を楽しんだ。
コースのメイン、ヒレ肉のベーコン巻き。
サイパンの食事はアメリカンスタイル。ボリュームがあって大味といった印象だ。
青い空と海を求めた旅で、青空を拝めたのは帰路の上空だった。
サイパンは寂れてしまったリゾートだということは否めなかったが
マニャガハ島の好天時などは、かなりリゾート気分を満喫できると思う。
短時間で日頃の喧噪から離れたい人には丁度良いかもしれない。